医師になって初めの10数年は大学病院で過ごしました。そこでの診療を通して、精神科に来られる患者さん以外にも心のケアが必要な方がたくさんいることを知り、その人を取り巻く環境や、起こる出来事も含めた全体として人を診ることに興味を抱きました。それは自分が今後どう生きていくのかというテーマにも重なり、ユング派の精神分析に導かれ、留学してユング派分析家の資格を取得しました。
帰国した後は、総合病院、精神科医療機関、企業などで研鑽を積みながら、西洋と東洋の医学、精神医学と心理学、薬物療法と精神療法のよいところを自分なりに取り入れて診療にあたってきました。
この度、ご縁があり、上野芝の地にクリニックを開設することとなりました。
こんなことを人に相談しても仕方がない、と思うことの中に、その方の大切なテーマが隠れていることがあります。また、その方の内的な成長が、心の傷つく経験から始まることもあります。
私のこれまでの経験が、心や体の不調に悩む方のお役に立てば幸いです。どうぞ、お気軽にお越しください。
上野芝ひとみメンタルクリニック 院長人見 佳枝(ひとみ よしえ)